仕様と施工
シート防水工法の仕様
二次診断 防水層の劣化度参考写真
二次診断劣化度(シート防水)
➢接合部の剥離
劣化度III接合幅の50%以上
劣化度II接合幅の50未満~20%以上
劣化度 I 接合幅の20%未満
➢隅角部の浮き上がり
劣化度III50mm以上
劣化度II
30mm以上~50mm未満
30mm以上~50mm未満
劣化度 I
30mm未満
30mm未満
➢防水層の端末はく離
劣化度IIIドレン端部の剥離
劣化度II押え金物のゆるみ
劣化度 I剥離無し
➢防水層の破断・損傷(外傷)
劣化度III損傷有り
劣化度II
劣化度 I損傷無し
➢防水層の破断・損傷(固定金具付近)
劣化度III損傷有り
劣化度II
劣化度 I損傷無し
➢防水層のふくれ
劣化度III面積比:30%以上
劣化度II面積比:10~30%未満
劣化度 I面積比:10%未満
➢平場固定金具の浮き
劣化度III固定金具浮き
劣化度II
劣化度 I問題なし
➢平場固定金具シート剥離(先付け工法)
劣化度III固定金具シート剥離
劣化度II
劣化度 I問題なし
保護・仕上げ層の劣化
➢ポリマーセメントの風化(エチレン酢酸ビニル樹脂系シート・露出密着工法の例)
劣化度III保護仕上げ層の消失
劣化度II保護仕上げ層の摩耗・白亜化
劣化度 I保護仕上げ層の変退色
➢仕上塗料の風化(加硫ゴム系シート・接着工法の例)
劣化度III保護仕上げ層の消失
劣化度II保護仕上げ層の摩耗・白亜化
劣化度 I保護仕上げ層の変退色
出典 建設大臣官房技術調査室 監修(財)国土開発技術センター 建築物耐久性向上技術普及委員会 編 “建築防水の耐久性向上技術”
独立行政法人建築研究所 建築物の長期使用に対応した外装・防水の品質確保ならびに維持保全手法の開発に関する研究