仕様と施工
      技術資料
シート防水の施工や補助材料に関するもの
施工時の温度
1.低温時の作業について
                    下地面の温度が低いと、接着剤の乾燥が遅く、溶剤が揮散しにくいので十分な接着力が確保できない場合があります。極端な例では、トルエンは-4℃で凍結してしまうのでこの温度では蒸発しないことになり施工が出来なくなります。一般的に気温が5℃以下では、施工を避けるのがよいとされています。
                        特に気温が低く、接着剤の乾燥がしにくい時に、加熱用バーナーを使用することは、溶剤へ引火して、爆発などを引き起こし、人命に係わる事故となることがあるので禁止して下さい。
2.寒冷地工法の留意点
                    シートは低温でも柔軟性があるすぐれた材料であり、寒冷地においても十分にその機能を発揮しますが、多雪地で雪下ろしを必要とする地域での露出工法は防水層を損傷するおそれがあり、不向きです。また施工時および施工後の凍害、水分の乾燥状態など種々の問題があり、次にあげた寒冷地での留意点を考慮した設計・施工を行う必要があります。
| 留意点 | |
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| スラブ | 
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| ドレン | 
  | 
                        
| パラペット | 
  | 
                        
| 軒先 | 
  | 
                        
| 笠木 | 
  | 
                        
| 保護層 | 
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