シート防水材とは
シート防水の分類
ルーフィングシートの構造による分類
防水シートの断面構造、基布の補強効果により、次のように分類されます。
1.均質シート
同一の性状の材質の単体もしくは積層のシート
種類 | 断面構造 | 特長 |
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加硫ゴム系シート | 伸び率が大きく、下地亀裂に対する追従性に優れ、繰り返しの伸縮にも十分耐えることができる。 | |
非加硫ゴム系シート | 柔軟で、伸び率が大きく増し張りなどがやり易い。 | |
塩化ビニル樹脂系シート | 主として機械的固定工法に使用される。 | |
エチレン酢酸ビニル樹脂系シート | 引張強さ、伸び率が大きいため、下地の亀裂に対して追従性がよい。 起毛により、セメントペースト類との接着性が向上する。 |
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熱可塑性エラストマー系シート | 伸び率が大きく、下地亀裂に対する追従性に優れている。 |
2.複合シート
基布または性状の異なるシート状物を複合積層したシート
種類 | 断面構造 | 特長 |
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加硫ゴム系シート | 機械的固定が可能。絶縁工法のため、下地亀裂の影響を受けにくい。 CSM(クロロスルホン化ポリエチレン)シートは熱融着が可能。 |
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非加硫ゴム系シート | 補強されているので、やや硬い感じである。 基布の種類により強度が支配される。 |
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塩化ビニル樹脂系シート | 寸法安定性の優れている。 接着工法および機械的固定工法の両方に使用される。 |
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熱可塑性エラストマー系シート | 寸法安定性に優れている。 機械的固定工法が可能である。 |