シート防水材とは

シート防水の分類

ルーフィングシートの材料による分類

シート防水に使用されている材料

エチレン酢酸ビニル樹脂系

特 長

 エチレン酢酸ビニル樹脂系シートは、エチレン酢酸ビニル樹脂(EVA)樹脂をシート状に成形した後、表面に細かな起毛を施し、セメントや反応硬化型接着剤などと馴染む表面に仕上げてあります。
エチレン酢酸ビニル樹脂系シート防水とは、シートと下地の間にポリマーセメントペーストを隙間無く充填して張り付け、エチレン酢酸ビニル樹脂系シートとポリマーセメントペーストによる複合防水層を形成します。したがって、シート層・セメント層の双方の長所が生かされ欠点が補填されて信頼性の高い防水層となり、次のような特長を発揮致します。

下地が湿っていても施工できる!

接着剤がセメント系なので下地が湿っていても乾いていても防水耐久性は変らない。

工期の短縮ができる!

コンクリート打設後、数日後に施工できる。
雨上がり直後に施工できる。
型枠を外した直後に施工できる。

ラス綱無しでシートに直にモルタル仕上げ、タイル仕上げができる!

ポリマーセメントペーストがシートの粗面に深く浸透し、起毛を掴んで固まるため強い接着力が生まれます。

保護層の厚さを自由に選べる!

モルタルやコンクリートがシートに強く接着するので、薄く打設しても浮き上ったり剥がれたりしない。

地下構築物の内面防水ができる!

エチレン酢酸ビニル樹脂系シート防水後、保護層を設けることにより6kg/cm2以上の圧力に耐えられる。 したがって、地下室の内面にエチレン酢酸ビニル樹脂系シートを張って防水することができる。

傾斜屋根・壁に防水ができ、しかもタイル張り仕上げができる!

接着耐久性は半永久的に変らない。

環境を汚染しない!
作業者の健康にやさしい!

エチレン酢酸ビニル樹脂系シート防水では施工中、

・有機溶剤を使用しない。
・異臭を放つ物質を使用しない。
・火気を使用しない。

エチレン酢酸ビニル樹脂系シートは、塩素を含まない食品衛生上無害な樹脂単体でできている。
など、環境を汚染する物質や健康に有害な物質を排出すること無く施工できる。
したがって室内や狭い場所で作業しても安全。

下地造りが簡単!

防水下地は金ゴテ直押え。
立上りは型枠を外し、ジャンカ・モッコン跡を埋めるだけ。
平場と立上りの入隅線は直角仕上げ。
バラペットあご、壁面あご欠き深さは20~30m程度。レンガ積み不要。

省エネルギー性(グリーン調達効果)!

防水層末端部の押え金物不要。
ラス網工事不要。

特長を生かした防水工法

1.駐車場防水
2.運動場防水
3.植裁防水
4.地下防水改修防水
5.改修防水
改修前
改修後