仕様と施工
シート防水工法の施工手順
機械的固定工法 加硫ゴム系シート防水
1.下地処理と確認
- 樹脂アンカーやビスの引抜試験を行う。
- 水たまりになるような大きな不陸は、補修し平滑にする。
- 固定強度が適正かどうか、下地の強度を確認する。
2.絶縁用シートの敷設
- シートの敷設は突き付け又は50mm程度重ね、しわ、ふくれのないようにする。
- ジョイント部はテープを張り付ける。
3.固定金具の取り付け
- 固定金具は、シートの割付や風荷重を考慮して取り付ける。
- 樹脂アンカーやビスは、適正な引き抜き強度を有すること。
4.平場部ルーフィングシートの張り付け
- シートはたるみや歪みが残らないよう張り付けを行う。
5.平場部ルーフィングシートの接合
- 接着剤で接合部すべてを接合する。接合幅は100mm以上とする。
- 接着剤は接合部両面に均一にムラなく塗布する。
- テープ状シール材を接合部内に張り付ける。
6.役物まわりの処理
- 平場シートの張り付け後、出・入り隅角などに増し張りを行う。
7.立上り部ルーフィングシートの張り付け(接着工法の場合)
- シートは空気を内包しないよう、しわがよらないよう、また異物が入らないよう注意し、引張らずに張り付ける。
- シート張り付け後、エア抜き、転圧を行う。
8.仕上げ塗料塗布
- 十分に攪拌して均一にローラー刷毛等で塗布する。