事業内容

会長ごあいさつ

合成高分子ルーフィング工業会会長
常盤 昭夫


日本における防水シートは、昭和27年(1952年)旧国鉄の車両屋根への採用、昭和32年(1957年)建築物屋上にシート防水の試験施工以来環境に対応させた新しい材料・工法が上市されています。
また工業会としては、昭和45年(1970年)に「合成高分子ルーフィング懇談会」発足、昭和53年(1978年)「合成高分子ルーフィング工業会(KRK)」に改組され現在に至っております。

これまでの50年以上続く活動において、「建築学会標準仕様書(JASS-8)」、「公共建築工事共通仕様書」、「シート防水技能検定」など関係各方面のご援助を賜りながら、シート防水の地位向上に努めて参りました。

防水業界は、技能士の不足・高齢化、建築着工面積の減少、世界各地での紛争・戦争や円安などを背景にした資材価格の高止まりなど非常に厳しい環境下に置かれています。
その結果、過去には生産量が3,000万㎡まで伸長したものの、減少傾向にあるのが現状です。

防水シートは、優れた耐久性、施工性等により、建物の防水材料として非常に優れており、その特性を活かしつつ、社会環境に合致した仕様や工法の改良を重ね、社会に注目される業界へと進化させて参りたく、そうすることで入職者の拡大に繋がりますし、工業会に明るい未来が訪れると考えております。

100年200年後も社会に認められる工業会を目指し努めて参りますので、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。