事業内容
活動内容
KRKは関係各方面のご援助を賜り、活発な活動を展開しています。
■ JIS制定・改定の協力
経済産業省
JIS A 6008 「合成高分子ルーフィングシート」
■ 仕様書等の作成協力
国土交通省「公共建築工事標準仕様書」、「建築工事監理指針」
日本建築学会「建築工事標準仕様書・JASS 8防水工事」
■ 共同研究への参加
建設省建築研究所 「建設省総合技術開発プロジェクト・建設事業への新素材新材料利用技術の開発」 |
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日本建築センター 「屋根防火研究委員会・防水層及び断熱層の燃焼性状の評価等」 |
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建設省建築研究所 「官民連帯共同開発、屋根防水層改修設計・施工指針」 |
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日本建材産業協会 「研究開発委員会・屋根壁部会」 |
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日本建築学会 「防水層性能評価試験」 |
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都市再生機構技術研究所との共同研究 ストック住宅改善にむけての試験研究「既存ストックにおけるシート防水試験施工」 |
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■ 論文発表
2024年(関東大会) |
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シート防水の20年暴露品の評価について |
ポリマーセメントペーストを用いたシート防水構法に関する研究 (プライマー塗布条件に関する研究) |
ポリマーセメントペーストを用いたシート防水構法に関する研究 (ポリマーセメントペーストの性状に関する研究) |
2023年(近畿大会) |
エチレン酢酸ビニル樹脂(EVA)系シートの物性評価 10年以上経過したEVA系シートの接着強度(その2) |
加硫ゴム系シートに仕上塗料を塗布した屋外暴露試験(その2 反射率、色差) |
加硫ゴム系シートに仕上塗料を塗布した屋外暴露試験(その3 表面温度、基本物性) |
2022年(北海道大会) |
ポリマーセメントペーストを用いたシート防水構法に関する研究 第11報 EVA系シート防水層の早期防水施工が下地コンクリートの品質に与える効果 (その1 実験概要および下地質量の測定) |
ポリマーセメントペーストを用いたシート防水構法に関する研究 第12報 EVA系シート防水層の早期防水施工が下地コンクリートの品質に与える効果 (その2 加湿試験) |
ポリマーセメントペーストを用いたシート防水構法に関する研究 第13報 EVA系シート防水層の早期防水施工が下地コンクリートの品質に与える効果 (その3 接着強度試験および圧縮強度試験) |
2021年(東海大会) *新型コロナウイルス感染予防のためオンライン開催 |
ポリマーセメントペーストを用いたシート防水構法に関する研究 第7報 施工実験によるセメントペースト塗布量の影響の確認(その1 実験概要および塗布量の測定結果) |
ポリマーセメントペーストを用いたシート防水構法に関する研究 第8報 施工実験によるセメントペースト塗布量の影響の確認(その2 ペースト厚さの均一性) |
ポリマーセメントペーストを用いたシート防水構法に関する研究 第9報 施工実験によるセメントペースト塗布量の影響の確認(その3 接着性) |
ポリマーセメントペーストを用いたシート防水構法に関する研究 第10報 施工実験によるセメントペースト塗布量の影響の確認(その4 水密性) |
2020年(関東大会) *新型コロナウイルス感染予防のためオンライン開催 |
ポリマーセメントペーストを用いたシート防水構法に関する研究 第5報 シート接合部の水密性および接着性に及ぼす調合の影響 |
ポリマーセメントペーストを用いたシート防水構法に関する研究 第6報 一般部の水密性および接着性に及ぼす調合の影響 |
2019年(北陸大会) |
ポリマーセメントペーストを用いたシート防水構法に関する研究 第3報 調合、養生および塗布厚さが接合部の水密性に及ぼす影響 |
ポリマーセメントペーストを用いたシート防水構法に関する研究 第4報 塗布厚さが平場一般部の水密性および接着性に及ぼす影響 |
エチレン酢酸ビニル樹脂(EVA)系シート防水層の性能評価 EVA系シートの接合部水密性試験(その1) |
2018年(東北大会) |
加硫ゴム系シートに仕上塗料を塗布した屋外暴露試験 その1 |
ポリマーセメントペーストを用いたシート防水構法に関する研究 第1報 下地コンクリートの施工条件が接着強度に及ぼす影響(その1) |
ポリマーセメントペーストを用いたシート防水構法に関する研究 第2報 下地コンクリートの施工条件が接着強度に及ぼす影響(その2) |
防水材料の耐候性試験 その5 シート防水材(塩ビ系・TPE系)の屋外暴露試験 |
防水材料の耐候性試験 その6 シート防水材(加硫ゴム系・エチレン酢ビ系)の屋外暴露試験 |
2016年(九州大会) |
外装材耐風圧性能試験装置を用いた機械的固定工法防水材の耐風性試験の検討 その3 錘積載法の試験概要と鉛直力・水平力の確認 |
防水材料の耐候性試験 その2 長期屋外暴露した均質加硫ゴム系防水シートの評価 |
2015年(関東大会) |
耐風性性能評価研究会の研究成果 |
ビス固定の躯体への影響評価について日本大学との共同研究成果 |
EVA系シートの経年物件における接着強度試験結果及び促進劣化試験結果について |
2014年(近畿大会) |
エチレン酢酸ビニル樹脂(EVA)系シートの物性評価 暴露したEVA系シートの物性測定(その1) |
機械的固定工法防水層の耐風性評価 その6 円盤状固定金具を補強した金属屋根下地試験体の場合 |
高日射反射率防水層の屋外暴露性能評価 その2 屋外暴露品の日射反射率の経時変化と明度の関係 |
高日射反射率防水層の屋外暴露性能評価 その3 合成高分子系シート防水層の温度低減率 |
高日射反射率防水層の屋外暴露性能評価 その6 各種防水層の温度低減率と反射性能パラメーターとの相関に関する考察 |
2013年(北海道大会) |
機械的固定工法防水層の耐風性評価 その4 断熱材上面を鉄板等で補強した工法について |
機械的固定工法防水層の耐風性評価 その5 断熱材を接着補強した金属屋根下地試験体の場合 |
エチレン酢酸ビニル樹脂(EVA)系シート防水の性能評価 10年以上経過した防水層の現状調査および採取したシートの物性測定 |
高日射反射率防水層の屋外暴露性能評価 試験方法および評価計画 |
防水材料の耐候性 その48 加硫ゴムシート防水材の屋外暴露試験と促進暴露試験 |
防水材料の耐候性 その49 塩ビシート防水材の屋外暴露試験と促進暴露試験 |
2012年(東海大会) |
加硫ゴム系シート防水高断熱防水仕様の検討 その2 防火性能評価 |
機械的固定工法防水層の耐風性評価 その3 いくつかの機械的固定工法の耐風性試験結果 |
2011年(関東大会) |
「メンブレン防水層(シート防水材)の屋外暴露後の性能評価試験結果」 |
「加硫ゴム系シート防水高断熱防水仕様の検討」 |
2010年(北陸大会) |
「強風下における機械的固定工法による防水層の挙動 : その4:宮古島での実測概要と台風0908号、台風0920号の性状」 |
「強風下における機械的固定工法による防水層の挙動 : その5 防水シートのふくれとファスナーに加わる鉛直力・横力」 |
「防水材料の耐候性 : その30 シート防水材」 |
「防水材料の耐候性 : その29 シート防水材の屋外暴露試験」 |
2009年(東北大会) |
「加硫ゴム系シートの接合仕様検討」 |
2008年(中国大会) |
「加硫ゴムシート機械的固定工法における接合部内施工法の検討 : (その2)大型減圧試験方法での検証」 |
「TPEシート機械的固定工法における接合部内施工法耐風圧性能評価の検討 : 減圧大型試験機による静的荷重・動的荷重試験」 |
KRK論文発表詳細は、建築学会概要集リンクよりご覧下さい。
*このリンク先は、建築学会会員は建築学会のホームページにサインインすることにより、1年経過後から閲覧できます。分類名を“大会梗概集”を選択し、論文名に該当論文を入れ検索してください。
*外部の http://ci.nii.ac.jp/ からも発行後1年経過したものが「定額アクセス可能」で閲覧可能です。
■ 広報活動
官公庁、設計事務所、建設会社への説明会実施
工事業者への説明会の実施
ホームページによるシート防水の解説・説明
■ 工事品質の向上
技能検定への実施協力
施工技能士の育成・指導
■2025年度 事業計画
2025年度は、アメリカのトランプ大統領による相互関税発動のうごきなどがあり、日本はじめ世界全体の今後の見込みは極めて不透明であります。
このような状況下ではありますが、各委員会・部会を中心とした活動を展開し、成果に繋げてまいります。
理事会
- KRKの活性化推進と生産性向上で成果をあげる。
- JWMA活動をはじめ防水業界全体の活性化に協力する。
活性化委員会
- 研修会、講演会などKRK活動計画を立案し推進する。
- 賛助会員との合同会議を継続し、関係を強化する(合同会議を年2回開催)。
- 委員会、部会活動の活性化について検討する。
業務委員会
- PR活動の充実
(1)中央官庁へのシート防水採用促進PRを行う。①Aグループ(2)JWMA活動
・日本郵政㈱、法務省、東京都住宅供給公社にPRを実施する。
②Bグループ
・文部科学省、防衛省、環境省にPRを実施する。
③Cグループ
・国土交通省、農林水産省、厚生労働省にPRを実施する。
④地方委員会開催時に現地官公庁にPR訪問する。①運営委員会、広報統計委員会、人材育成委員会、認定委員会へ参加協力する。
- 部会活動
(1)加硫ゴム部会
東京支部、大阪支部、九州支部(2)塩ビ・TPE部会
①3支部共通
・UR都市機構、各県庁、市役所、住宅供給公社、大学等へのPRを行う。
・隔月でPR活動を行い、説明会開催と指定案件増加につなげる。
・技能検定受検者増加促進活動を継続して行う。
・継続的な作業者ならびに指導者育成活動を実施する。
②東京支部:UR都市機構、都庁、山梨県、関東財務局へのPR活動。
③大阪支部:大阪市営住宅の断熱仕様変更、都市整備局・すまい公社への勉強会、神戸市、UR都市機構他関連会社へのPR活動。
④九州支部:福岡県、福岡市、UR都市機構へのPR活動。
①関東財務局、関東地方整備局、北関東防衛局、国立病院機構、東京都住宅供給公社、国立教育政策研究所、東京国税局へのPR訪問。(3)EVA部会
②KRKホームページ掲載用ビデオの作成検討。
③シート防水技能検定受験申請者増に向け、全防協と協議し活動を実施する。
④大阪支部:大阪市経済戦略局・法務省関連施設(各刑務所)へPR訪問を実施する。
① 防衛省へPRを実施する。(4)UR対策WG
①UR保全技術課へのフォロー訪問。(5)研修会の開催
・UR保全企画課を訪問し、塩ビ系シートの様々なデータ提示により採用促進を図る。
・日本総合住生活技術研究所を訪問し、UR保全仕様書への塩ビ系シート採用促進を図る。
・日本総合住生活東京支社工事部を訪問し、UR保全仕様書への塩ビ系シート採用促進を図る。
②必要資料の随時作成。
会員、賛助会員、施工店を対象とした研修会を東京、名古屋、大阪、福岡で開催する。
・技術委員会と連携し、共創プロジェクトへ協力する。
広報委員会
- 広報部会
(1)シート防水関連情報の発信・収集
①KRK情報誌2025-Vol20を発刊する。(2)著作権への対応
②KRK活動の歴史編纂を継続する。
③コンピュータ部会との合同委員会を継続開催する。
①必要に応じて随時更新する。
- コンピュータ部会
(1)過去のデータの有効化①ホームページのメンテナンスを適時行う。(2)ホームページPR効果の向上
・情報を更新し、マニュアルやパンフレットの整理を行う。
・「シート防水のご紹介(2009年度版)」の更新を完了する。
②会員ページのシステム更新、情報の整理を行う。①ホームページのPR効果を向上させ、検索順位のアップを図る。(3)各委員会との連携とサポート
・施工実績の写真更新ほかホームページの見直しを行う。
②賛助会員の商品紹介ページの更新を行う。①各委員会との連携を緊密に行い、サポートを行う。
・ホームページの更新依頼、要望に適時対応する。
技術委員会
- 部会活動
(1)加硫ゴム部会
①業務委員と協業し、技能検定受検者増加促進活動を通じて人材育成活動を継続する。(2)塩ビ・TPE部会
②業務委員と協業し、UR本社、JSおよびURコミュニティへのPR活動を実施する。
③断熱工法の硬質ウレタン仕様パンフレットを作成する。
④屋外暴露試験7年目の各種確認試験をまとめる。
⑤令和8年版UR保全工事共通仕様書の改訂に対応すると同時に、品質判定基準の性能試験を実施する。
⑥千葉工業大学における既存防水層耐風性評価小委員会に対して協力する。
①KRK塩化ビニル樹脂系シート木造防水マニュアル完成後、KRKのホームページへパワーポイント版として掲載する。(3)EVA部会
②飛び火告示化仕様については、性能協、国総研からの連絡があり次第、設計施工マニュアル作成に着手する。
③URに対して、UR対策WGで塩ビシート採用にむけて再挑戦するための技術的な支援を実施する。
④2回目以降の改修仕様について、実態調査終了後のまとめを実施し、加硫ゴム部会と情報の共有を行う
⑤既存防水層耐風性評価小委員会の接着試験について、都度対応する。
⑥2025年KRK研修会では、「シート防水の不具合事例」についての報告を考えており、説明資料のまとめ並びに研修会での説明を行う。
⑦東京理科大学、清水建設との共創プロジェクト「みどりの機能建材研究開発プラットフォーム」のWGに参加する。
①早稲田大学・輿石研究室との共同研究成果を建築学会大会で発表する。
②経年物件の調査結果を2025年建築学会大会で1題発表する。
③令和10年版標仕改定において、EVA系シートの地下防水工法が標準工法に採用されるよう活動する。
④次回JASS8改訂において、EVA系シートの保護工法が標準工法に採用されるように活動する。
- 材料・仕様・性能への対応
(1)国土交通省標準仕様書改訂①監理指針、改修監指の改訂に協力する。(2)建築学会関係、他外部団体活動
(3-1) 防水材料の長期耐久性評価試験方法小委員会
①長期耐久性評価試験方法小委員会におけるFT-IRについては、継続して実施し、分析結果を見て、合成高分子系ルーフィングシートへの適用可否を検討する。
②促進試験と屋外暴露の相関性について再度見直し検討する。
(3-2) 地下外壁外防水仕様評価小委員会
①小委員会では、引続き同名称で2025年から4年間の活動を行う。
山留工法や躯体コンクリートの専門家に委員会への参加を求め、防水だけでは対応できない防水下地造りやコンクリート特性などの情報を新たに収集し、設計及びゼネコン関係者が参考となる、漏水しない地下防水層を構築するための地下防水に特化した書籍の発刊を目的とする。
(3-3) 既存防水層耐風性評価小委員会
①強風時における不具合事例及び委員が所属する各社が実施している耐風性試験結果を収集し、不具合発生のきっかけとなる部位などの分析を行う。
②断熱工法の各種防水工法を対象に、接着力の分布を実験的に明らかにする。
③2025年建築学会大会で3題の研究発表を行う。
(3-4) 防水層上設備基礎技術検討WG
①2025年の建築学会大会で各防水材料の置き基礎の現状調査と留意点を発表する。シート防水に関しては、「シート防水の調査事例」として発表を計画。
②WGとして2026年実施の防水シンポジウムに、それぞれの職種(設計・ゼネコン・メーカー)からみた注意検討事項を発表できるようにまとめることを主目的とする。
塩ビ、加硫ゴム共通事項としてのまとめを実施する。
(3-5) 防水保護層に関する不具合検討WG
①防水層へ保護層を設置する仕様における、現状把握、不具合事例を調査し、調査結果を基に不具合への対処方法を検討する。
②モルタルの種類、配合、養生環境を変えた試験を実施し、モルタルの性状確認を実施する。また、実大試験体を用いた試験の実施検討を行う。
③研究成果は、2025年建築学会大会で発表を行う。
(3-6) 鉄骨造防水改修WG
①建築保全標準・同解説のS造建築物編の発刊に向けた活動を行う。
- JWMA活動への対応
(1)勉強会への参加
①若手文献勉強会への参画(2)JWMA環境対応委員会
・第8期は4/17から始まり、2026/6/18に成果発表会を計画。KRKからは2名参加。
①2024~2025年度のメンブレン防水材料環境規制に対する報告書(法令編、業務編)の改正履歴確認及び修正、ホームページ掲載。(3)JWMA木造防水WG
②上記報告書の法令編にある法令、政令の改正に伴う対象化学物質リストの修正およびホームページへの掲載。
③環境研修会の実施。
④東京都VOC対策ガイドラインの改訂に向けて、しーと防水掲載内容の見直しを実施する。公共建築木造標準仕様書への掲載について再度挑戦するため、以下の活動を行う。(4)JWMA技術委員会
①北総研との共同で物件調査(北海道)を実施する。
②つくばの建築研究所内で8年経過のアスファルトと塩ビシートの木下地物件があり、調査を実施する。
③2社のドレンメーカーが賛助会員となったため、ドレン周辺の納まりについて、耐久性を含めた検討を行う。① 課題に対し、適宜対応する。
その他
- 建築学会大会
①建築学会大会(九州)に参加する(2025年9月9日~12日)。
- KRK諸行事・活動
①KRK年度計画を立案し、諸行事活動を円滑に推進する。